お金の殖やし方

お金の殖やし方には、大きく分けて「貯蓄」「投資」「投機」の3つの方法があります。
「貯蓄」は、預貯金など元本・利息が保証されている安全で確実性の高いものですが、現在、利率は非常に低く利息は殆ど期待できない状況です。

「投資」は、将来の成長が予想される有望な投資先を見つけて、長期的なスタンスで資金を投じるもので、代表的なもので株式、債券、投資信託などがあります。収益を大きく殖やせる可能性がある一方で、損失が生じる可能性もあります。

「投機」は、機(チャンス)を見て資金を投じるもので、より大きな利益を追い求め短期的な売買を繰り返すことを言います。基本的には、投資と同じ株式などの金融商品となりますが、投資と投機は全く異なるものであり、素人が手を出すと大きな損失を出す場合が殆どで、ギャンブル性の高いものです。

【3倍に殖やしたアメリカ人】
家計の金融資産(預貯金、株式、債券、投資信託、年金・保険など)において、過去30年でアメリカ人は3倍以上に殖やしましたが、日本人は1.5倍前後しか殖やしていません。

このような差ができた理由は、預貯金と投資の保有割合の違いにありました。
日本人は預貯金が52%、投資が16%に対して、アメリカ人は預貯金が13%、投資が47%と預貯金と投資の割合が逆転しています。

日本では40年前(1981年)の定期預金の金利は年5%あったものが、今では年0.1%を下回る状況です。これは、元本を2倍にできる年数が、年5%では15年だったのが、年0.1%では720年もかかることになります。(72の法則より算出)

一方で、日経平均株価は40年前から3倍に上昇しています。
日本人も、保有割合が逆転していれば、もっと金融資産が殖えたと思われます。

日本でも若い時から少しでも準備できるように、生活の質を下げることなく豊かな暮らしをおくるため、投資等のアドバイスも含めたファイナンシャルプランと健康づくりを意識した生活スタイルに見直したライフプランが必要です。